スマートフォン端末として「iPhone」と「Android」がよく二強として挙げられますよね。iPhoneはapple社、AndroidはGoogle社が手掛けるもの、という大まかな認識で構いません。Android端末はGoogle社の手掛ける「Android」というOSが搭載されたスマートフォン端末のことで、実際に機種モデルをデザイン・開発しているのはさらに複数の企業です。そんなAndroid端末がiPhoneと同様にスマートフォン端末として発売されたのは、2009年のことでした。NTTドコモキャリアから、日本で初めてのAndroid端末「HT-03A」が世間に生み出されたのです。
最初のAndroid端末は今と違ってまだ物理キーボードの名残を残すデザインになっていて、液晶画面の下に電源ボタン、検索ボタン、電話やメニューボタンなど複数の物理的なボタンが搭載されていました。今のように全面フルでタッチパネルを使用することはなく、まだガラパゴスケータイからスマートフォンへの移行として受け入れられるようなデザインになっていたのです。画面サイズは今より数段小さく、カメラ機能もSDカードを入れないと使えないというような設計でした。